著作権が消滅した昔の文学作品を読みたいとき、パソコンからなら「青空文庫」が有名ですが、青空文庫で提供されている作品は、スマートフォンでも専用のビューアーアプリを利用することで、電子書籍と同じ感じで読むことができます。
そこでここでは、AndroidやiPhoneといったスマートフォンで昔の文学作品を読む方法として、青空文庫を読むための専用ビューアアプリを使った方法を紹介します。
目次
青空文庫とは
「青空文庫」は、著作権が消滅した作品や著者が許諾した作品を提供している無料オンライン電子書籍サービスで、学問・教養系の随筆や、純文学から児童文学系の小説まで、幅広い分野の作品が公開されています。2021年現在では、16,690作品(著作権なし:16,330、著作権あり:360)が公開されています。
青空文庫で公開されている作品は、テキストやXHTML、HTML形式で提供されており、そのままでは読みづらいですが、いろいろな方が開発した青空文庫対応の表示ソフトを利用することで、パソコンやスマートフォンでも電子書籍のように快適に閲覧できるようになります。
AndroidやiPhoneといったスマートフォンで青空文庫で提供されている作品を読むときは、専用のビューアーアプリを使った方法が一般的で、ビューアーアプリはたくさん提供されており、個人的におすすめのアプリは、Android向けなら「青空文庫ビューア Ad」、iPhone向けなら「ソラリ - 青空文庫から本の世界へ」です。
以降では、ビューアーアプリの使用例として「青空文庫ビューア Ad」を紹介します。
「青空文庫ビューア Ad」の使い方
「青空文庫ビューア Ad」アプリを起動したら、アプリ画面上部には「新着」「おすすめ50」「みんなの感想」タブがあり、新着やおすすめの作品がすぐに見つけられ、「みんなの感想」タブでは、ユーザーが投稿した作品の感想を閲覧することができます。
画面下部の「しおり」では、読書中の作品を記録しておくことができ、前回読んだところからすぐに再開することができます。
画面下部の「さがす」では、作家名や作品名、作品の分量、カテゴリ、年代から、作品を探すことができます。
画面下部の「設定」では、作品を読むときのフォントや文字サイズ、行間、マージン、文字色、背景色を、好みに合わせて変更することができます。
作品を読み始めるときは、作品を選択して作品の詳細画面で右下の「読む」ボタンをタップすれば、作品が表示され、ページは横スクロールで読み進めることができます。
なお、アプリ画面右上の「ログイン」からGoogleアカウントでログインしておけば、しおり機能やお気に入り作家や感想のバックアップもできます。
あとがき
昔の文学作品には名作と呼ばれる作品も多く、スマートフォンでそれらの作品が手軽に読めるのはありがたいです。